老舗「All About」の【マネープランクリニック】。特に、ファイナンシャル・プランナー深野康彦さんの”血の通った”アドバイスが大好きで、毎回欠かさずにチェックしています。
いつもは「苦しい家計をなんとかできないか」と相談する人が多いのですが、今回はよくよく見てみれば余裕綽々、一生遊んで暮らせるような状態で拍子抜けでした。でも、相談者ご本人はその状況が理解できていないんですよ。自分で計算できないから・・。
★50歳パート収入7万円。遺族年金では家計が赤字で老後が心配(AllAbout)
ダンナに先立たれて、遺族年金は寡婦加算を含めても毎月12万8000円。残された50代の奥さんが飲食店でパート勤めをしても月7万円にしかならず、息子の大学の学費を払うと毎月3~4万円の赤字になってしまう・・ここまで読んで、「あー、またこの人も大変だなぁ」と思っていたのですが。
ん? 普通預金に6,980万円!? しかも、年金タイプの死亡退職金もあと10年入って来るとか。もう働く必要ないじゃないですか! 普通なら「全額普通預金なんて、なんともったいない」となるのですが、そもそも増やす必要がないですからね。深野さんがアドバイスしているように、下手な投資話に引っかかってダマされないようにすることがいちばん重要だと思います。
なんで6,980万円もあるのかと思ったら、もともとの貯蓄が1,500万円もあったそう。ご主人もこの奥さんもきっと堅実な方なんでしょうね~。立派だと思います。そして、生命保険の保険金が4,490万円だそうです。こういう話を聴くと、やっぱり生命保険は価値がありますね~。しかも、頑張ってかなりの金額掛けてたんですね。子ども1人なら、ちょっと多すぎるぐらい?
さらに、築15年の持ち家マンションの住宅ローンは、旦那様が亡くなったことで「団信」でチャラだそうですよ。スゴすぎる。旦那様が亡くなったことはお気の毒ですけど、お金に関してはな~んにも心配することがない。普通の生活をする限り、一生遊んで暮らせます。セミリタイアなんてもんじゃないですね。なんとうらやましい!