主張

人間を「二分」するな

非正規雇用問題に、もう一度ふれておきたい。

そもそも雇用形態に「正規」と「非正規」という区別があるのがおかしい。「フルタイム」と「パートタイム」なら分かる。この2つは働き方が違う。その人の生き方の中で”仕事の占める割合”が違うからだ。

フルタイムで働く「契約社員」や「派遣社員」は、パートタイマーではない。【正社員と同じように1週間まるまる働いているのに、給料の安い人】だ。雇用する側から見れば【コストが安くて済む、おトクな労働者】だ。経営側から見て、こんなに都合のいい話はない。しかも、非正規雇用の9割は、自らの意志で「非正規」を選んだのではなく、なりたくても正規雇用のチャンスが得られなかった人なのだ。こんな不公正な制度が許されていいのか?

同じ職場で似たような仕事をしているのに「給料の高い人」と「給料の低い人」がいる。「ボーナス・退職金のある人」と「ボーナス・退職金のない人」がいる。もう、それだけで理不尽きわまりない。【入社時の雇用契約通りなんだから問題ない】とか【大学出て、就職活動して、苦労して正社員になったんだから待遇に差があって当然だ】とかそういう問題ではない。

『同じ仕事をしているのに待遇に差があるのは、倫理的に正しいのか?』ということ、これに尽きる。だから「業務内容も負う責任も、全く異なっている」というなら話は別だ。だが、現実に日本の社会では日本郵政に限らず、似たような仕事を似たような責任で「正規」と「非正規」が担っている。厳密に分けることなんてできないのだ。

同じ会社で働く労働者を、「正規」と「非正規」という2つのカテゴリーに分類して対立させる。この構図は互いに不幸でしかない。アメリカにおける「白人」と「有色人種」の対立のようだ。本来、一致団結してより良い成果を目指すべき社員が、互いを非難し、足の引っ張り合いをすることになりかねない。それはもはや階級闘争だ。あるいは、小泉純一郎と竹中平蔵はここまで計算済みだったのか?

人間を「二分」するな。「正規」と「非正規」という雇用形態ではなく、業務内容で待遇に差をつけるべきだ。難しい仕事だから給料が高い。努力すれば誰でもできる平易な仕事だから給料はそこそこ。これなら差別にはならない。誰もが納得できる当然の理屈だ。

小泉-竹中が社会を破壊する前の日本に戻るべきだ。「結婚して子どもを持てない国」も「子どもの貧困率 先進国ワースト」も「こども食堂が必要とされる世の中」も、全部あいつらがこの国を破壊したせいだ。働く人の理不尽なを差別を是正して、それで企業が立ち行かないというのなら、それも結構。国民みんなが等しく貧しくなればいい。「正規」「非正規」で国民が分断されるよりはずっといい。

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