セミリタイアの記録

来年4月から、派遣社員にも交通費が支給される?

お世話になっている派遣会社『リクルートスタッフィング』のホームページを見ていて、ある【お知らせ】に目がとまりました。

働き方改革の一環として2020年4月に改正労働者派遣法が施行され、派遣社員の雇用に関する制度がいろいろ変わるというのです。安部政権が『同一労働・同一賃金の原則』と言っていた、あの話ですね~。

<主な変更点>

(1)通勤手当を、1か月3万円を上限として実費で支給する。
(2)賞与(ボーナス)として、時給の2%を前払いで支給する(?)
(3)退職金として、時給の6%を前払いで支給する(??)

ボーナスはともかく、退職金まで毎月の給与に加算する形で”前払い”というのはちょっとピンと来ないですけど、まあもちろん悪い話ではありません。この文言通りになるのなら、給料が8%ほど増えて、しかもこれまで全額自腹だった交通費まで支給されるというありがたいお話です。

しか~し、本来の給与(時給)が現在のままとはどこにも書いてありません。よく見ると、国の通達にある【同種の業務に従事する一般の労働者の平均的な賃金の額】という怪しげな表が掲載されているではないですか。なになに、”同一労働同一賃金”の基準はこの表を使うということ?

ちなみに、私の現在の時給は1,400円ですが、基準の表を見ると『情報処理・通信技術者』なら1,292円、『事務用機器操作の職業』なら1,048円です。

ははーん。これはヘタをすると、基本の時給は引き下げられるということですね?? ここから先は私のまったく個人的な予想ですが、基本時給を下げた上で賞与2%と退職金6%上乗せし、交通費を支給して時給換算すると「現在と同じ時給1,400円になりました~」と説明するつもりなんでしょうねー。

そうすれば「交通費を実費で支給した」「賞与&退職金も新たに支給した」「基本時給は、国が作成した”労働者の平均的な賃金の額”をもとに定めた」と三種の神器が揃いますもんね~。そもそも雇い主(派遣先)がコスト増を認める訳がないし、だからといって派遣会社が自腹を切るはずもない。原資が増えないのに、派遣社員の待遇が一気に改善するというのは、やはり夢物語なんでしょう。

それでも、これまで「派遣社員の交通費は時給に含まれています」とお茶を濁されていたのが、給与とは別にきちんと名目として支給(←交通費は非課税)されるのは一歩前進だと思います。交通費をかけなければ仕事場まで行けないのに、それが給与の一部でしかも課税対象だなんて、ずいぶん馬鹿にした話だと思っていたので・・。派遣社員をちゃんとした”人間”として認めてもらうための第一段階でしょうか?

派遣社員全員が、現在の時給に加算する形で、賞与分・退職金分をゲットできればいいのに・・。現状は、本当に差別ハンパないと思いますよ。

※今回説明した制度変更は、あくまでリクルート・スタッフィングのお話です。改正法の範囲で、派遣会社ごとに制度設計は異なると思うのでご注意ください!

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