新たな仕事探し

<再就職>就職活動を振り返って

イメージ通りの職場かどうかはともかく、来週から新しい仕事を始めます。このブログの第1部が「元の会社を退職するまで」、第2部が「新しい仕事が決まるまで」、第3部が「その後の新しい生活」だとすると、現時点で第2部が完結したことになります。

第2部を終わるにあたって、『31年勤めた会社を早期退職して行った再就職活動』について感じたことをまとめておきたいと思います。ただし、これはユーザー企業のエンジニアを辞めて、異業種であるIT企業に飛び込もうとした私のケースでの印象なので、このまま誰にでもあてはまるものでないことはお断りしておきます。

[求職活動期間]8月27日ハローワーク登録 ~ 10月22日採用内定 <2か月弱>
[応募した会社] IT関連企業6社、司法書士事務所1社 : 計7社
[応募ルート] ハローワーク5社、DODA2社  ※内定した会社は”ハロワ”の紹介
[用意した物] 写真付きの履歴書と職務経歴書

 

★ユーザーエンジニアの経験は、実績にならない

これは今回の求職活動の中で、いちばん残念だったことですね。全くと言っていいほど評価してもらえません。ユーザー企業側のエンジニアというのは、確かに自分で作ることはほとんどありませんが、ユーザーからの不満や要望を聞き取って新設備の仕様を決めたり、新設備の結合テストや運用テストを主導したり、社内で技術者としての役割を果たしています。「新たにこんな設備を導入したい」と提案するのもユーザーエンジニアの仕事なので、常に世の中の新しい技術にも触れています。業界が異なるとは言え、その経験を評価してもらえないのは非常に残念です。

★IT企業は、20代以外の未経験者をほしがらない

まあ、これは雇う側の立場になれば、仕方のないことかもしれません。企業が新たに採用したいのは、経験豊富なベテランか、未経験の20代です。もちろんいちばん欲しいのは、バリバリの中堅なんでしょうが、基本的にそういった層は労働市場には出てきません。私が失敗したのは、50代業界未経験で職探しをしたからです。「年収300万の条件なら、さすがにすぐ見つかるだろう」と思ったのですが、金額に関係なく「業界未経験」では採用を躊躇してしまうようです。イチから教えている時間はないですし、物覚えも悪くなっているでしょうしね。

★IT企業の大部分は、派遣会社化している

前の会社でもITベンダーに常駐をお願いしていたので、ある程度分かっているつもりでしたが、想像を超えていました。IT関連の会社に何社面接に行っても、エンジニアはそこにはおらず、職場はすべて「外」です。派遣や請負常駐の形で、得意先企業に入り込んで仕事をするのが当たり前になっています。【孫請け】として、他社の開発スタッフの一員として派遣されることも多いようです。自社の敷地内で開発を行っているのは、ごく限られた大手のベンダーだけになっているのではないでしょうか?

★資格は、就職の”切り札”とは言えない?(ただし、手当はつく)

私の「根拠のない自信」の1つは、前の会社を辞める直前に【基本情報技術者】の資格を取ったことです。世間的にそれほど難しい資格ではありませんが、”IT技術者の登竜門”とされている資格で、少なくともそれなりのアピールにはなると考えていました。しかし7社を回ってみて、感覚としては「コレを持ってるからこの人を取ろう!」というほどの動機付けにはなっていない気がしました。「ないよりはあったほうがいいけどね」ぐらいの感じです。その代わり就職すれば、資格手当が上乗せされる会社は多いようです。

★究極の人手不足でも、要らない人は要らない

これも大誤算でした。「とにかく人が足りないから猫の手でも借りたい」という感じかと思いきや、やっぱり取る人は選ぶのです。最近は、ベトナムとかインドとかミャンマーとか、日本語が少しできればその辺りの新卒学生を連れて来ているようですよ。それだったら、もうちょっと日本人のオジサンを雇ってよと言いたくなりますが・・。ことばが片言でも、やっぱり若い子のほうがいいんですかねー。寂しさと空しさを感じ続けた2か月でした。

★50代に求められるのは、管理・調整能力(※スペシャリストは別かも)

私の場合、給料が思いっきり下がる代わりに「単純作業に近いラクな仕事がいいな~」と漠然と考えていました。IT業界で言えば、PCのセットアップやバージョンアップ、(単純作業と言うと怒られますが)ヘルプデスクや運用サポート、ソフトウェアのテスト業務などなど。面接で「そういう仕事はないですか?」と尋ねると、「なくはないけど若い子の仕事ですよ。とても50代のアナタにはお願いできません!」という反応が返って来ます。これは未だにナットクできないなぁ。IT業界未経験だからこそそういう仕事を希望してるわけで、教えてもらえば若い子に混じって働くことに何の戸惑いもないのですが。これから70歳まで働けなんていうのなら、シニアにはそういう負担にならないシンプル仕事が必要だと思うんですよ。


<まとめ>(のようなもの)

私の失敗を踏まえて、50歳を過ぎて早期退職を考えている皆さんには、基本的にはこれまでの自分の経験が生かせる「業界内での再就職」を目指していただきたいと思います。経験ゼロでの他業界へのチャレンジはちょっと無謀でした。セミリタイア&再就職なら、必要な給料もこれまでよりはずっと少なくて済むので、同一業界なら職探しもかなり容易だと思います。私のように苦労することはないんじゃないでしょうか。(・・私のいた業界は各社がクローズなので、業界内で会社を代わることはほぼ不可能なんです)

あるいは、早期退職までにしっかり金融資産を作って、アルバイトレベルで食べていけるようにするかですね。まあ、それが文字通りのセミリタイアなわけです。私の場合、残念ながらちょっとだけ貯金が足りなかった。あと1,000万ほどあればフルタイムで仕事をする必要はなかった計算です。資産運用がうまくいってれば「再就職しない!」という選択肢も出てきたと思うのですが、ここのところの株のダダ下がりでそんなことは言っておれなくなりました(苦笑)。カッコ悪いんですが、ここは大誤算でした。

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